雑誌掲載記事 | |||
BMW CLASSIC(引用) | |||
E30 M3 初期化計画 | |||
refreshi#04 | |||
エンジンまわり【S14エンジンを味わい尽くすために】 | |||
E30M3の魅力のひとつが、M88にルーツを持つといわれるS14エンジン。 その珠玉のエンジンを味わい尽くすために各部をリフレッシュ。 |
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before | |||
ダメージが潜まっている補器類のひとつ、オルタネーターレギュレーター。ブラシ部分が繚耗してしまう。 | |||
アースケーブルの表面が傷んでいても、接点が生きていればいいが、これは接点部分もポロボロになっていたので交換。 | |||
高額消耗部品種であるデスビキャプ&ローター。内部の接点がボロボロになったら要交換。 | |||
インジュクター先端のカバーやインシュレータープッシュも傷みやすい。最悪の場合は燃料漏れも起こしかねない。 | |||
サージタンク内部に吹き返しによるオイル溜まりがあれば内部のオーバーホールが必要かも。それほど酷くなかった。 | |||
4連スロットルの同調がきちんと取れていないと、本来のパフォーマンスが引き出せない。この調整が厄介。 | |||
オルタネ一夕ープッシュがダメになって軸が偏芯してしまう。ここも持病のひとつで、放置するとベルト切れ等の原因になる。 | |||
スロットルを取付けているインシュレ一夕が痩せてくると、エアを吸い込んでアイドリング不調などの原因になる。 | |||
パラしたスロットルをスチームで徹底洗浄して、バタフライのガタをチェック。 | |||
インシュレ一夕ーの装着時には、エアの吸い込みを防ぐために液体パッキンを塗る。 | |||
オルタネ一夕ーブッシュはノーマルではなく、アクティブカーズオリジナルの強化品に交換。 | |||
スロットルバルブが開くタイミングを揃えるために、ダイヤルゲージで測定する。 | |||
バキュームゲージを使ってアイドルスクリューを調整する。 | |||
各部の調整が終わると、エンジンレスポンスが見違えるように良くなった。 | |||
200ps近いS14エンジンが発するパワーは、そのワイルドさが大きな魅力。しかし、精巧なエンジンであるが故に、コンディションを維持するのが難しく、本来のパフォーマンスを発揮しているエンジンが少ないという。その性能低下の原因の多くはエンジン本体のダメージによるものではなく、吸気系のトラブルや調整不足が原因となっていることが多い。そこで初期化にあたっては、エンジン本体は触らず、吸気系のみをきっちり調節することで本来のフィーリングに近づけるかどうかにトライした。 | |||
new parts | |||
アクティブカーズオリジナル・オルタネ一夕ー強化ブッシュ | |||
スロットルインシュレ一夕ー | |||
オルタネ一夕ーグラウンドハーネス | |||
オルタネ一夕ーレギュレーター | |||
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